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韓国のクィアユーチューバーの紹介

  • lgbtnewskorea
  • 4月30日
  • 読了時間: 6分

今日は韓国のクィアYouTuberの中でも、英語などの字幕が用意されているYouTuberを紹介したいと思います。

  • 翻訳:아키

  • 翻訳の検討と修正:-

  • 原文:권태

  • 原文の検討と修正:Miguel

  • 投稿管理: Miguel

  • ニュースのポスター: 가리


現在、韓国には多くのクィアYouTuberが活動しています。彼らはパートナーとの日常を共有したり、自分の日常を撮影したv-logを主に作成したり、他の場所では話しにくい視聴者の悩みを聞いて一緒に話し合ったりしています。それだけでなく、彼らはさまざまな流行語を作り出すことで韓国のクィアコンテンツを拡大し、性的マイノリティへの嫌悪が蔓延する韓国社会で性的マイノリティの存在を可視化し、社会問題に対しても積極的に声を上げています。今日は韓国のクィアYouTuberの中でも、英語などの字幕が用意されているYouTuberを紹介したいと思います。


  1. イバンジハ

イバンジハ’という名前は‘イバン(異般)’と‘半地下’という言葉の重なりから生まれます。‘イバン’は韓国でクィアを指す言葉であり(‘一般的だ’と言う時の‘一般’に対する表現)、‘半地下’(1階と地下1階の間にある部屋)は多くのクィアやアーティスト、そしてクィアでありアーティストでもある彼らの階級性を表現したものであり、イバンジハ自身が生活し、作業をする空間でもあります。イバンジハは精力的にに活動する視覚芸術家ですが、彼彼女を愛するファンたち‘カムテ’は作家でありシンガーソングライターとしての彼の独自の歩みも愛しています。イバンジハの活動は家父長制とクィア、フェミニズムを基盤としており、自分を父の地位に置くことで家父長的で異性愛規範的な世界の暴力性を打ち壊す‘生存者ユーモア’を駆使します。



(代替テキスト開始。尹錫悦退陣大邱市民政治大会で公演し、観客の応援を引き出すイバンジハの姿。イバンジハの両脇には、黒いスーツにサングラス、無線機をつけているいわゆる‘ブッチガード’のボディーガード2人が、イバンジハを護衛するかのようなポーズをとっている。彼らの後ろには行進を進めるトラックがあり、トラックに掛けられた横断幕の文言。『尹錫悦を解任し、「行こう!平等へ」。『平等へ』という文言は六色の虹で塗られている。)
(写真出処:大邱慶北独立ニュースメディアニュースミン。https://www.newsmin.co.kr/news/116759/)

最近、韓国では尹錫悦大統領の弾劾を求めるデモが全国的に活発に行われており、クィアたちが積極的に可視化されている広場では、イバンジハが直接パフォーマンスをしたり、イバンジハの歌が響き渡ることが増えています。彼女のYouTubeチャンネルでは、『正常な家族』だと思っていた家族構成員全員がクィアであることを暴露する『私たちの家族LGBT』、レズビアンバーに行ったヘテロ女性の視点で書かれた『レズバーに来た小さなヘテロ』、男性と性関係を持ってはいけないという韓国の厳格な性文化と母親の指示に従い、男性ではなく女性と関係を持つ『親孝行な娘』の物語を描いた『孝行娘イバン』など、クィアな歌を見つけることができます。


自身のYouTubeチャンネルでファンと様々なクィアな対談をしていたイバンジハは最近、韓国社会で社会全般にカミングアウトした人物をインタビューする「イバンジハの裏側」というプログラムを始めました。「韓国国籍の既婚レズビアン」でもあり最近では娘「ラニ」の母親でもある彼女は、キム・ギュジン氏をはじめ、韓国の多様で有名なクィアたちを異性愛規範にとらわれない文脈で紹介する「イバンジハの裏側」に、キム・ギュジン氏以外にもクィアユーチューバー「マンウォン宅TV」、口述者でレズビアンとしてカミングアウトした初の国会議員候補チェ・ヒョンスク氏などが出演します。


  • ‘韓国国籍の既婚レズビアン’キム・ギュジンさんに関するLGBTニュースコリアの記事も読んでみてください: 結婚と家族と共同体


  1. SOO NOT SUE

クィアとしての日常をつづったvlogをアップしていたSOO NOT SUEさんは、最近「SOO NOT SUE studio」というYouTubeチャンネルにGLおよびクィアコンテンツを投稿しています。さまざまな人物の多彩な物語を現実的かつ繊細に描くSOO NOT SUEのウェブドラマは、韓国のGLコンテンツの不足を残念に思っていた多くの人々から高く評価されています。サムネイルだけでも期待が高まるスナップスのウェブドラマは、さまざまな字幕を通じて楽しむことができるので、世界中の多くのクィアの方々に見ていただけると嬉しいです。


(代替テキストの開始。YouTubeチャンネル「SOO NOT SUE studio」のホーム画面。チャンネル名と説明の上には、最近公開されたSOO NOT SUE studioのウェブドラマ「気付けばオフィスラブ」のワンシーンがある。目を閉じてお互いを抱きしめあう二人の女性の安らかな顔のクローズアップ。画面の下部には、SOO NOT SUE studioの人気動画のサムネイルがいくつかある。それぞれのサムネイルには、キスをしている二人の女性の顔のクローズアップ、やや気まずい表情で一緒に自撮りをしている二人の女性、ためらっている表情の一人の女性などがある。)
(写真出典:YouTubeチャンネル「SOO NOT SUE studio」ホームスクリーンショット)

  1. ダナナ

ダナナはレズビアンカップルのYouTuberです。彼女たちは非常に長い期間交際しているにもかかわらず、お互いをとても愛している点がよく分かるコンテンツで、視聴者を幸せにしています。彼女たちが韓国のレズビアンカップルYouTuberであるにもかかわらず、90.4万人がこのチャンネルを登録しているという事実は、このカップルに魅力があることを証明しまを証明します。



(代替テキスト開始。レズビアンカップルYouTubeダナナチャンネルのホーム画面のスクリーンショット。白いTシャツを着て画面を見つめるキョンウンさんと、そのキョンウンさんを愛おしそうに見つめるため画面には横顔しか映っていないハナさんの姿が収められたサムネイルがあります。)
(写真出典:ダナナYouTubeチャンネルホーム)

  1. イェジジュ

イェジジュは、レズビアンに関する固定観念をテーマにしたユーモアを駆使するクィアユーチューバーです。彼女はすべての人を「レディ」と呼び(例:ヘテロ女性レディ、男レディなど)、言葉の終わりに「レズ」という言葉を付ける独特の話し方を流行させ、敵対的なレズビアンに関する固定観念を持つ人々が現れても、笑いに昇華させて傷つかないようにしています。もしあなたに、言葉の最後に「レズ」を付けて、「レズビアンV」をする韓国のレズビアンの友達がいるなら、彼はイェジジュの影響を受けているでしょう。



(代替テキスト開始。イェジジュのユーチューブ放送の一シーン。合成された虹の背景でユーチューバーのイェジジュが指をLの形にしながらレズビアンユーモアを披露している。字幕、もしかしてレディですか?レディはユーチューバーのイェジジュの視聴者たちの愛称であり、イェジジュが全ての人を呼ぶ名称である。)
(写真説明: ユーチューバーのイェジジュが、相手がレズビアンかどうかを確認する方法として、指を‘L’の形にして見せる方法を提案している。)(写真出典: イェジジュのツイッターアカウント https://x.com/lady__1st)

  1. キム・トルトル

キム・トルトルは韓国のゲイYouTuberで、ゲイの友達との楽しい日常などを扱っています。さらに彼は、韓国のクィアの母のような存在であるゲイ芸能人ホン・ソクチョンさんと一緒に『ホン・ソクチョンの宝石箱』に出演し、ゲイの視点からイケメン男性芸能人を探求し、『ラジオスター』などの韓国の人気番組にも出演するなど、活発に活動し韓国の大衆に性的マイノリティの存在を可視化しています。



  1. プンジャ

プンジャは、ウィットに富んだ発言で有名なトランスジェンダーYouTuberです。彼女は芸能界に進出し、放送芸能大賞の新人賞女性新人賞を受賞しました。これは多くの韓国のクィアに感動を与えました。最近、プンジャは韓国各地の美味しい店を訪れる『また行った店』というコンテンツを通じて、さらに知名度を高めています。


韓国には他にもいろんなクィアYouTuberたちが活動しており、YouTubeで彼らを見つけるのは難しくありません。韓国のクィアYouTuberたちと彼らが広げる韓国のクィアカルチャーをどうぞご覧ください。




  • 翻訳:아키

  • 翻訳の検討と修正:-

  • 原文:권태

  • 原文の検討と修正:Miguel

  • 投稿管理: Miguel

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