自分の「家族」を求める「韓国国籍の既婚レズビアン」キム・ギュジンさんをご紹介します。
翻訳:가리
翻訳の検討と修正:-
原文:권태
原文の検討と修正:Miguel
「キム・ギュジン氏の望み通り生きることができたことを祝う。彼の決断に「困惑」した人々は、実は彼の勇気に恐ろしさを感じたのかも知れない」
韓国で発議された生活パートナーシップ登録法にハン・ドンフン法務部長官が出した批判の声に対して、ジュディス・バトラ氏は韓国「京郷新聞」との電子メールを通したインタビューでキム・ギュジンさんにこう言葉を残しました。生活パートナーシップ登録法に関するインタビューで名前が言及され、ジュディス・バトラー氏のお祝いを受けたのは、キム・ギュジンさんのどんな決断だったんでしょうか。
キム・ギュジンさんは「韓国国籍既婚レズビアン」と自らを紹介します。 同性婚が認められていない韓国で「既婚者」であることを自称する彼は、『オンニ、私と結婚してくれる?』というタイトルでパートナーとの結婚話を盛り込んだ本を出しました。また、受理されないことを知りながらも妻のキム・セヨンさんと婚姻届を出しでみたり、アメリカで取った婚姻証明書(韓国での法的効力はなし)を利用して「家族」にだけ提供される空港のマイレージ統合サービスを受けたりもしました。娘の「ラニ」(胎児ネーム)の出生届を試みて、2人の養育者がいるにもかかわらず1人親家庭と認められる国家行政の抜け目を指摘したりもしました。子供の「ラニ」を産んでからは、性的少数者である親の会を作るという抱負を語りました。
同性婚が認められていない韓国で「婚姻平等権」はセクシャルマイノリティの人権運動で重要な立場にあります。これは韓国の同性婚法制化運動が単に個人の自由選択権を増やすだけでなく、「夫婦」を基準に設計された福祉制度から排除されている人々の権利を包括する動きだからです。活動家ふうふのソジュ(ソ・ソンウク)さん、オソリ(キム・ヨンミン)さんは健康保険被扶養者として同性パートナーを認めろという行政訴訟を進め、「性的指向を理由にした差別はこれ以上立つ場がない」という判決を受け勝訴しました。正義党のチャン・ヘヨン議員が発議した「家族構成権3法」も、婚姻平等法と共に生活同伴者法と非婚出産支援法を含み、同性婚の法制化を多様な形の「結合」権利とみなしました。
キム・ギュジンさんは結婚、ベビーシャワー、そして「ラニ」の出産後までの全過程で「クィア」な亀裂を出しました。特に「大韓民国低出生対策懇談会」という名前で行われたベビーシャワーは、キム・ギュジンさんの結婚記事に書かれた「悪口」に対する損害賠償の示談金で開催されました。イベントではトランスジェンダーのドラックアーティスト「セレナ」さんが「ジェンダーリビール」(子供の性別を明かすイベント)の時間に、子供の「セックス」は女性だということを明かして性別二元制をひねりました。また、「子供を産まないようにしよう」という内容の祝歌が響いて、子供を産むのが当然視される社会に対する風刺も交わりました。このような「普通」に開催されるべきのベビーシャワーはあちこちにとてもクィアな亀裂を出していました。
現在、キム・ギュジンさんは乳幼児の子供を持つ母親たちのコミュニティにも参加し、自分の存在感を表しています。韓国には「ママカフェ」という、乳幼児の母親たちが育児情報を共有するオンラインコミュニティがあります。そこにはキム・ギュジンさんの出産に関する記事を載せて非難する人もいましたが、キム·ギュジンさんはそこに直接コメントをつけるなど周りを直接変えようとしています。
嫌悪の真っ只中で愛する人々と共に自分の道を切り開いている「韓国国籍既婚レズビアン」キム・ギュジンさんでした。自分の妻を苦労させてはいかないとと直接子供を産んだこの時代の真のタチ—ギュジンさんが作っていくひとつの家族を応援してください。
翻訳:가리
翻訳の検討と修正:-
原文:권태
原文の検討と修正:Miguel
Comments